杉村太蔵

労働三法案の今国会成立が絶望的

2007年06月27日 13:14

労働三法案とは、労働基準法改正案、最低賃金法改正案、そして労働契約法案の三つを総称して呼ばれる法案ですが、今国会成立が絶望的になりました。
これは非常に残念なことです。
同時に、安倍内閣が発足当初から最重要施策として取り組んできた再チャレンジ政策や格差是正策にも大きな影響が出るのではないかと大変心配をしております。

この三法案、どれも重要な法案で、厚生労働委員として成立に向けて全力を尽くしてきたわけですが、“せめて”というのも変な話なのですが、本当にせめて最低賃金法案だけでも今国会で成立をさせたかった、そんな思いであります。
この最低賃金法案というのは、簡単に申し上げれば、どんなに朝から晩まで仕事をしても、その給料が生活保護の水準にすら満たない、いわゆるワーキングプアと呼ばれる方々を何とか救済したい、まじめにこつこつと働く人が報酬としてしっかりと報われるそんな社会をつくりたい、そんな思いから提出された法案であります。
雇用主が不法に安い賃金で雇うことを禁じたこの法案では、経済全体とのバランスを考慮しながらの話ではありますが、せめて生活保護の水準を下回らないレベルまでは政府として底上げを勧告していこうではないか、そのことが格差是正の、小さくても、大事な一歩につながっていくのではないか、これが大きな趣旨であります。

今もってしても、他の二法案もかなり重要ではありますが、せめて何とかこの最低賃金法案だけは成立をさせたい。せっかく国会も延長されたわけでありますし、まだ日数も若干ではありますが残っている状況ですから、最後まで諦めずに全力を尽くしていきたいと考えております。

繰り返しで恐縮ですが、これらの法案は、どんなにその職場で努力をしても、何年も同じ職場で働いていても、一向にその待遇が向上しない、あまりに理不尽で不当な雇用環境で働かざるを得ない状態のフリーターやワーキングプアの方々に対して、少しでも生活改善の希望につながる法律だということを考えれば、やはり何としてでも早期に成立を図らなければならないと考えております。

杉村太蔵

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