杉村太蔵

テーマを絞った党首討論を

2007年07月03日 11:01

党首討論を見ていていつも感じることですが、あらかじめテーマを絞って議論をする必要があると思います。

今の党首討論はまさに何でもありの討論会ですから、聞いている側の人間としては討論の予測がつかず、またどのような討論がなされるのか、そうした事前の期待ももてず、なんだか緊張感に欠けると申しますか、不完全燃焼のままに大切な時間が過ぎてしまうという印象があります。

たとえば、次回の党首討論は国民の関心がもっとも高い年金問題がテーマです。
宙に浮いたとされる年金記録を安倍総理は、
「今後一年間で統合を済ませ、まじめにこつこつと保険料を納めてくださった方へ、必ずその支払った保険料に見合う分の年金をお支払します」と繰り返し断言されているわけです。
ならばその具体的なプロセスを説明してもらえばいいではないでしょうか。
技術的に見て不可能だと断じている民主党に対して、しっかりと説明をする機会があってもいいと私は思います。

さらに、従来は5年の時効の壁があり、さかのぼって支給することができなかった。
今回、社会保険庁改革関連法案と同時に、この5年時効撤廃特例法案も可決をし、これまで時効の壁に阻まれて出来なかった支給を来月から即時に支給できるようにした。
そうした政府与党のごく当たり前の対応に対しても野党は徹夜までして、頑として反対をした。

いったい民主党さんは本当に国民お一人お一人の幸せを考えているのでしょうか。

「ただ単に政権さえ取れればそれでいい。
政権を取るためにはここで大いに騒いで、年金の不安を煽って選挙で大勝できたらそれでいい。」

残念ながら一連の国会戦略を見ていると、どうしてもそうした魂胆が見え透いてくるのが私の実感です。こうした疑問に対しても正々堂々と野党代表はお答になればいい。
なぜ5年時効撤廃特例法案まで反対なのですか?

そうした国民的疑問を解決するためには、やはりテーマを絞った党首討論しかないと考えています。次回は消費税、その次は憲法について、その次は教育、次は外交、防衛、それぞれの各回でテーマを絞り、討論が終えた段階では与野党の違いをはっきりさせることが私は非常に重要だと考えおります。

ぜひとも違いが鮮明になりやすい党首討論をお願いしたいものです。

杉村太蔵

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